無限お声かけ屋さん

下北のピーコックの近くの
とある服屋さん。
つまとたまたま入ったんだけど、
店員の若い女性がふたり、
もう僕ら入った瞬間から、

店員A「いらっしゃいませー」
店員B「どうぞごらんくださいませー」
A「店内一部30%オフおこなっておりまーす」
B「どうぞごらんくださいませー」
A「どうぞお手に取ってごらんくださいませー」
B「いらっしゃいませー」
A「どうぞごらんくださいませー」
B「いらっしゃいませー」
ABABABABABABABABABABABABABABAB・・・・・
・・・・・・・・・

新年の餅つきか、というぐらい
延々と続くお声かけの無限反復、往復スライダクランク機構。
お客さんは僕らふたりだけ、他に誰もいない。がらんとした店内で。
ほんとずーっとだよ。間髪入れないで。ずーっと。
店員ふたりで何かの勝負してんじゃないかと
思うくらい。
感情は全くこもっていない。こっちも見ずに。
きっと主人である機械伯爵にそうやれと
指図されてるんだろう。
そりゃ落ち着かない。
10分くらいでさっさと出ました。

たぶんあの店、服屋じゃないな実は。
服はダミーだなきっと。
こんど店員に、
「あの、、ひえひえを下さい。」と言ってみよう。
ひえひえについては20世紀少年を参照のこと。


天気:晴れ