気狂いピエロとの出会いについて

かなり久しぶりに、日記を書きましょう。
今一つ(いつものとおり)仕事(for CASH)に手がつかないため。
COMPLEXの1stがこのところまた愛聴盤なんですが、
そういえば今年は、たぶん1本も映画は見ていない。
映画、深く僕に影響を与えた一本つったら、
ゴダールの「気狂いピエロ」。
価値観というものがひっくり返された。
ひっくり返してくれた映画。
高校2年生だったと思います、
BUCK-TICKの櫻井氏が、なんかの雑誌で
(たぶんCDでーたか、パチパチか)、
挙げてたんですね。薦めてた。
レンタルで借りて、ひとり深夜見ました。
ひっくり返ったんですよね。
「あ、これがありなんだ、
これでいいんだ、出しちゃっていいんだ」と思いました。
当時すでにうすうす、
「世にあるべき姿」と相反する、
そら恐ろしい底の見えない「あるがまま」に
気が付いていてもんもんしてたんですけど、
この映画見て、
「あ、それって特別なことじゃないんだ」と、
ほっとしました。安堵と、連帯感。
最後、ダイナマイトで爆発するでしょ。
僕もばーんとなった。
よかったと思っています。
「そら恐ろしさ」はより鮮明になったんですけども。
そんな「気狂い」の押し出しと、
時を同じくして見た、
ウッドストックスライ&ファミリーストーン
ライブ映像「HIGHER」。
僕の動機の全てです。音楽をやっている。

天気:快晴
BGM:COMPLEX『RUMBLING MAN』