寓話としての

昼間、図書館に行った
受付で、予約していた本とCDを受け取っていたら、
その隣でなにやらおっさんが文句を図書館員にたれている。
「4月の毎日、か産経、どこにあるの?」
「3ヶ月経った古い新聞は縮刷版しかないんですが」
「じゃあその縮刷版どこにあるの?」
「縮刷版は、朝日と日経新聞だけしかないんです」
「なんで?」
「は?」
「なんで朝日と日経しかないんだよ!(いきなり激昂)」
「・・・あ・・保管のスペースの問題と・・あとはー当館の方針?、、でして・・・」
「方針?じゃあその方針を見せろ」
「は?」
「その方針が載ってるヤツを出せっつってんだよ!」
「・・・し、しばらくお待ちください・・・」
(あわてて奥に引っ込む館員、
おっさん、テーブルを指でトントントントントントン叩きながら苛立ち待つ)

僕が三沢だったらおっさんにエルボーくれるとこだが(ないもんはねえだろよ)、
三沢ではない僕は、まあ時間もなかったし、
その後どうなるか興味はあったけど去った。
見た目普通のおっさん、会社でもああなのだろうか。
本人なりの「スジ」にひどくこだわり、さわるものみな怒鳴り散らす。
サービス業の宿敵である。はいはい、はいはいつって適当にあやまっとけばいい。
あいつらにとって、つねに悪いのはおまえ、なのである。おまえが悪い。
とりあうだけ無駄である。言葉が通じないんだからしょうがない。
オオハシくんのエサにでもなっちまえばいい。

それはともかく、しかしなんで「朝日」と「日経」しか取っとかないんだろう?
たしかにちょっと引っかかりますよね。
毛色が違う日経、はまあ分かるとしても。
他は基準は特にないんじゃないすかね。
なんとなくでしょうね。
読売?うーん。毎日?うーん。東京?産経?××?××?いやあ。
無難に?朝日でいいや。みたいな。
担当の趣味でしょうね。おそらくね。(そうかなあ?)
新聞選択の理由が、ほんとに図書館綱紀みたいなやつに明示されてたら、
ちょっと怖い。
図書館で(たぶんまだ)働いている、
某バンドのアイドルヴォーカリストのSMN君に、今度聞いてみよう。


天気:曇り(台風がー)

今日借りた資料(8月22日まで):グレン・グールド対話集『ぼくはエクセントリックじゃない』(これはそうとー面白そうだ)、
セロニアス・モンク・アンド・ソニー・ロリンズ
クリフォード・ブラウン・アンド・マックス・ローチ
ボブ・ディラン『奇妙な世界に』

今日見た映画:『チャーリーとチョコレート工場』(そうとー面白かった、なんかディズニーランドのアトラクションぽかった仕掛けと音楽のつくりが)