自転車に乗って

円広志は、人んちの庭先やベランダに干してある洗濯物を見て、
その家の家族構成やなんかを想像するのが趣味だと、
前にテレビで語ってました
晴れた日には自転車に乗って、
「ええ具合に干してある洗濯物」を求め、あてどもなくさまようそう。
おもろいけど不気味よね
いくら天気がいいからってねえ。
いくら『とんでとんで』が80万枚売れたからってねえ。
さわやかではないよねえ。
人んちの洗濯物ですからねえ。

仮に俺が、
ふとしたはずみで人んちの洗濯物に興味を抱いたとして、
新緑の風に踊る洗濯物想像しただけで、
ご飯6杯くらいいけちゃうような気分であったとしても、
やっぱできないよなあ。どんなに眺めたいと思ってもなあ。
せいぜい通りすがりにちら見でしょうね。気が弱いから。
気が弱いからてのもちょっと違うか。
普通に「いやーでもやっぱできねえや」と思っちゃって我慢するだろうな。
さらっとそういった「きわきわっぽい事」を
すんなりやれちゃうのは
「わき目を振らず夢中になれる性質」を有してるって事で、
曲作ったりする人としてはアリなことかも。
アリなのか?

今日みたいに天気が良い日に、
そこらの家々でじゃーんと洗濯物干してあるのを見かけると、
まあそんなわけで俺は円広志のことを思い出すんす。
あの人、ライブでもほとんど喋ってるらしいよ。喋りの合間に歌、だって。

円広志を思い出すと続けてきまって、やしきたかじんを思い出すんだよね。
明日はたかじんで。いきますか。
あー、でも俺あいつあんま好きじゃねえから、いいや。やめ。


天気:うちはベランダあるけど風が強いんで洗濯物干すのはちょっと怖いんす。
BGM:ヤマモトユウスケとジャンクションピーク『六月の雨』(発掘ライブ音源、すごい良かったよ ユウスケ元気??)