塗壁

水木しげるさんは戦時中、
南方前線にて、夜のジャングルを独りさまよっている最中に、
塗壁に鉢合わせたそうです。ぬりかべ。
「妖怪、(妖怪現象というべきか?)」、
「押してみると岩ではない。強いていえば、コールタールを固めた感じのもの」
がつっかえて、前にも横にも斜めにもどうにも進めない。
敵が迫っているかもしれない、早く日本軍に合流したい、
焦っているのに進めない。進めない。
2,30分抗って、
とりあえず疲れたから腰を下ろして一休みして、
もう一回突っ込んだらすっと進めたそうです。

みたいな、「夜道を歩いていると突然行く手が壁になる」という話は、
日本でも古くから各地で伝えられているそう。
僕はまだ経験ないです。あります?

水木しげるの日本妖怪紀行』て本読んでます おんもしろい。

それにしても、今日はさああたし、
何を言ってもやっても駄目でした。間違いだらけの愛ウォンチューで、
一歩も前に進めませんでした。
どいてよぬりかべー。

あしたはきっと。


頭の中BGM:ドアーズ『アラバマ・ソング』(トム・ウェイツに通ずる感あり)