嘔吐2007

うちのマンションの1階の酒屋の店長に、
「生が樽で余ってんだけど、一緒に、どう?」とお誘いを受けた。
二つ返事で「はい!」「よろこんで!」

夜10時、地下室(うずらスタジオ)で酒盛りが始まった。
店長とうちら夫婦と酒屋で働くおにいちゃんと彼女。
卓上の簡易サーバーだろうと思っていたら、
20ℓのスーパードライ生樽と、緑色のガスボンベと、
黒いレバーのサーバーと。モノホンが出てきた。
さすが店長。
今日はいちにち、水分控えめに過ごした僕であった。腹も充分減っている。
注ぐ、飲む。注ぐ、飲む。注ぐ、飲む。・・・
旨い。しかしこんなペースではまだまだ。注ぐ、飲む。注ぐ。
生樽が空きかけた頃、トイレに立った。
立った所、唐突に吐き気が。あーやばいやばい
あわてて自室に戻って、冷静に対処を試みるが駄目。関を切る。
うえー、うえー、うえー。
胃が裏返る。こんなの久々だ。うえー。
嘔吐ってこんな辛かったか。つわりって大変だな。うえー。
手羽先からするめからなにから、濁流が大いなる湖へと注がれる。
額を便座に押し付けながら何かに祈りつつ、吐いた。
終了。

朝が来て、気持ちが悪い。酸いい匂いが鼻の奥から湧いてくる。
2日酔い。
何を口に含んでも駄目。水でもうえーってなる。歯を磨きたいが無理。
つわりって大変だな。女性って大変だ。
ついでに、ひたすらかがんで力んだせいか、
久しぶりに痔がぴょっこり顔を出していて痛い。
この歳になってペースをわきまえないと、
こんな目に会う訳である。まいった。


天気:晴れ