完璧なキャンプ 1日目

新宿集合
ジャンクションピーク首藤・荒木をはじめ、
久々の面々が。朝6時に。
今回の面子は30ちょい過ぎのよく知った男のみ7人。
僕以外はみんなごっちいか、たるんたるんか、軽く禿げている。
でかいザックをしょって集合、ていう時点でたまんない。おもしれそう。
僕なんかいきなりジャージに毛シャツ。やる気がある。
なんかもういそいそと車に乗り込む。

福島県いわき市へ。常磐道
行きの高速のサービスエリアって、
これからっていうわくわくで最高に気分が良いもんだよね。守谷SA
ベンチで一服しながら「最近痔がね・・・」と僕がごちると、
「あ、俺も血は出る」「俺は軽く切れてる」と。いいねみんな。

現地で木こりをやってる友達と合流。
誰も知らないヒミツのキャンプサイトに導いてくれるとのこと。
山ほどスーパーで食料をおとな買いして、
険しい林道をゆく。
やがて美しい沢が。
豊かな水量の、美しい沢だ。
早くも沢好きの僕の血が騒ぐ。無条件で好きなタイプの深い沢だ。

深い沢の、素敵に開けたキャンプサイトに到着。
さっそく天場の整地から始まり、一致団結でキャンプの支度。
みんなできる男たちなので、話が早い。

すっかり文化系の僕もじょじょに山の生活を思い出す。
懐かしさにまみれる。
山に泊まるのなんて何年ぶりだろう。

前夜の雨で湿った焚き木になんとか火がついて喚声、
イワナ狙いでウグイを釣った荒木に喚声、
驚異のうまさの焼かれた肉に嬌声、
じゃんけん罰ゲームに嬌声、
おもわぬ結婚報告に喚声、
ギターに合わせ歌い踊り嬌声、
・・・

やがて、言葉も減り、
樹々のあいだの雲は晴れて、強く光る星が。
足下、ぱちぱちと紅く燃ゆる火と。
それぞれがそれぞれに、たゆたう思いに身をまかせ、
順々に眠りに落ちて。
いろいろと、あるよね。

せせらぎはやさし。


天気:曇りのち晴れ
結婚おめでとうの歌:THE BOOM『風になりたい』