ただのり大ハンコ展

横尾忠則の冒険野郎大展覧会の続きを
世田谷美術館まで観に行って。
1Fの展示を今日は。

ベック(・ハンセン君)の音楽もそうだけど、
横尾さんの作品は情報量が多い。
細部に目が行き、
1枚1枚、観流せない。
好き。俺に合う。

細部に宿ってるね 淀みなく淀んでるネ!
と、感心しました。

観に来て良かったし、
つまにも、友だちにも勧めたかったな。
東京での展示はでももう終わってしまう。

夕方、
今度はつまと渋谷マークシティで待ち合わせ、
ナンシー関さんの『大ハンコ展』を観に行く。
パルコでやっている。

やたら行列が会場外まで続いていて意外。
みんなそんなに興味、あったの?
関さんきっとあの世で軽くゾッとしてるんじゃなかろうか。
「気持ちわりー」って。

受付でチケット買おうとしたら、
後ろに並んでたおばさんが、
「これ!1枚チケットあるんで!余ってるんで!どうぞ!!」
って言うから、
ああ、余ってるから買ってくれと。言ってんのかなと思い
受付の目前ですげえこというダフばばあ、
まあいいか、じゃあちょっと待って、いくらですか
と尋ねようとしたら、
「これ!招待チケットでもらったんで!いいです!」
と。
たしかによく見ると、

invitation ticket

と書いてある。
受付の目前ですげえこというナイスかあさんだ!
あらすいません、ありがとうございます、
ということで、1枚分入場料が浮いた。
なんだか得したけど不思議な気分でした。

はい、ハンコ。
ハンコ実物はすごーく精密で、
よく掘ったなあ こまいなあと、
感心しました。
ストレスは強そうな作業です。
関さんは言葉の選ぶセンスが、
良い。俺と合う。

「そっと土間に出て泣く」関さんの子供の頃の自画像が、
すごく好きです。

消しゴム版画と言えば、
大久保さんは元気だろうか?もしもし。


天気:晴れ