リンダリンダラバーソールと中村うどん

読むもんがないので、代田図書館に行く。
代田図書館、11月から何年かかけて改築されるらしい。
不便だ。改築明け、まだ代田に僕らは住んでるだろうか?さあ。

大槻ケンヂの『リンダリンダラバーソール』を借りた。

高校生のころ、ほんとに彼のエッセイや詩集など、
愛読してた。音楽には歌詞以外ほとんど興味がもてなかったけど。
この本は、バンドブームの当事者サイドをだいたい正直に(本人いわく)綴ったもの。
イカ天とか。ジュンスカとか。人生とか。ブルーハーツとか。Xとか。
2時間で読んだ。やっぱり面白かった。

彼らはみなうちら側から「出てった側」なんである。
出てったひとたち、出戻ったひとたち、僕の周りにもさまざま
でも、ライブステージでのあの感じ、高揚、
基本的には変わりがないのがわかる。
もちろん何万人とか前にして僕はやったことないからなんとも言えないが、
基本は同じみたいだ。想像はできる。

ああそういえば
昨日見たニュースでびっくりしたんだけど、
スライ・ストーンって現在生活保護受けながら
(アメリカの生活保護がどんな仕組みかは知らないけど)、
ホテルを転々してるんだって。
昔マネージャーに騙されて、楽曲の権利そっくり奪われたままらしい。
あの名曲の数々の印税が1円も入ってこないそうだ。
入ってきたってまあ薬なんかに使っちゃうだけなのかもしれないが、
それにしたってやっぱり、
いたたまれない気分になる。

まさに青春の光、と影、だ。
優れたうた、楽曲はどくどくと、
ぜんぶ呑み込んで逞しく太く太く幹を肥やしていく。
ねー。

村上春樹の『辺境・近境』を借りた。
表紙の氏の写真がださくてちょっと手をこれまで出してなかったけど、
『遠い太鼓』などの氏の旅行記は僕は大好き。
これでも、20年前の記録なんだよね。驚く。
中村うどん、といううどん屋探訪記があって、
ネットで検索したら現在じゃ
超有名店であるらし。

なので僕も、頂き物の稲庭うどんをゆがいて、
さっき食べたところです。


天気:晴れ
BGM:マイルス・デイビスキリマンジャロの娘』