愛のひだりがわ

筒井康隆の『愛のひだりがわ』をくるくるっと、
あっという間に読んじゃった
筒井の小説を手に取ったのは久しぶりで
ときに乱暴に感じるほどの、読者を置いてくような、
変わらずの足の速さがたまんない。文章・文体の。独特ですよね。
図書館にある筒井の本を端から読んでった時期があった ハタチ過ぎてから。
どれも面白かった。
読むと少しの間は、「張れる」自分でいられる。
『愛のひだりがわ』はさらに、やさしい小説だった。
登場人物、変化はするが、変節はしない。だから最後まで安心して読めた。
小学校5年生の自分に読ませてみたいと思った。
小学校6年生のころ自分は、赤川次郎を端から読んでました。
友達の叔母さんの家にずらーっと並んでて、
遊びに行っては借りてって、ずっと読んでいた
三姉妹探偵団三毛猫ホームズ、・・・
ぱったりと読まなくなって、以来、推理小説ってまったく読んでないです
好きなんですけどね。読まなくなりました。


天気:晴れ
BGM:コルトレーン『マイ・フェイバリット・シングス』