楽に行きたくない

楽っつっても
下北とかにあるチェーンのお高めの居酒屋じゃにゃいですよ(目の前でガスバーナー使って
炙ってくれる鯖、あそこで初めて食べたときには感動した)

生老病苦、まあなにせ生まれて以降誰でもいろいろあるわけだけどさ、
それらの困難から逃げずに立ち向かおうっ、わこうどよ。
なーんて卑近なことでもなく(極力それらからは逃げないに越したことはもちろんない)、
一番の苦しみ、悩み、不可思議、漠然、懊悩、焦燥、てのはさ、
そもそも自分とは、「これ」とは何か、全くわかんない、ってことじゃんね。
なんですかこれは?これである自分とはなんですか?
全くわかんない。何がなんなのか。何が難なのか。さっぱりわからん。

考えないのが楽なんだけど、
うまいこと日常に埋没できてるつもりでもさ、
ふっとやなことがあたまを掠めたりするわけで
自分は何で、どこに行くのかしらと。
果てしない寂しさにふと襲われたりもする。
果てしないことのなんと恐ろしいことよ。

僕というこれが、それから逃れるすべはないのだろうし
そこで普通は「まあ今をせいいっぱい、生きるしかないヨネくらりょうこ」と、
まあせいぜい卑近に目を向かせようとするくらいしか能はないんだけど

なんというか、その根本の恐れに対しては、常に、ちゃんと、
対峙はしていたい、していよう、と。
しっかりした意志を、持っていたいんです 気づいていたい。そうあれるうちは。
盲目ではないんです。そこを逃げないで分かっていたい。

と、さっきシャワーを浴びながらあらためて、考えた次第でした。
ユーはそんなこと、考えたりするこたありますか?にょにょにょ。


天気:とにかく蒸し暑い

BGM:沢田研二『ストリッパー』