さよならニッポン、シャンソン

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国際フォーラム、床が光ります

「これで最後」の言葉に弱いボク
今回のシャルル・アズナブールのコンサート、サブタイトルは
「ありがとう、さよなら日本公演」だ。
シャンソンなんて、『愛の賛歌』しか知らないし
シャルルのことは映画『ピアニストを撃て』での
あの下がり眉のちょっとなさけない顔のイメージしかない。けど
シャンソン界最後の大物、生き残りということで
80歳越えてるし
やはり見ておこうと。好奇心ひとつを友にして。
死んじゃったらもう見たくても見れないから。

予想通り今日の国際フォーラム、
年配層が圧倒的。シャンソンシャンソンだ。高そうなん着たおばはんが多い。
シャンソンを支持する層てのもちゃんとこんだけ人数いるんだ。数千人。へえ。
余談ですが、友人のフランス人のフランソワによると、
フランス語でシャンソンって、英語で言えば「TRACK」、つまり曲、て意味だから
シャンソンが好きです」とフランス人に言っても「だから何が好きなの」と
不思議がられるだけとのこと。ふーん。

肝心のシャルルのステージ、
ドラム、パーカッション、ピアノ、キーボード、フルート、ギター、サックス、ストリングス
全部入りなバンド らぐじゅありいな。
シャルルもかくしゃくとしてね。朗々と歌い上げですね。声も伸びがあって。
なにしろ曲も知らないし、アレンジもオーソドックスだから
序盤はあやうく落ちそうになったけど
さすが大御所
のちに引き込まれました。
語るように歌うとことか
ゲストの歌姫と洒脱なデュエット、これまたアリで。
処々にボクのツボであるところのコード進行とかメロディとか。
初見でも充分楽しめました。どこかで聞いたことのある曲ももちろんあったし。
1曲だけ、『She』はエルビス・コステロがカバーしてたから知ってた
コステロが好きそうな曲ですよね。ボクも大好きです。

シャルルのステージングにも、お決まりがあるみたいで
彼がハンケチをさっと取り出してゆらゆらさせると、
熱心なファンのおばはんたちがステージに殺到、
ぱっと宙に放たれた白いハンケチを争奪し、
すぐさっと席に戻る、という。そういうのもありました。おもしろい。

結果として言えば、やはり見ておいて良かったと。思います。
まあでも見てなくてもあなた、そんな後悔もしなくていいですよ。
so−soです。

帰りに新宿高島屋に寄りまして、
地下で目に付いた、バケツ入りのシフォンケーキを買ってきました。

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イデア一発だよね。でかいのよけっこう。
メープル味で美味しいです。はい口コミー。友達呼んだ時にいいかもね。


天気:晴れ