工場萌え
下北の三省堂で偶然目にした写真集に、心奪われてしまった。
『工場萌え』。
工場、の写真集である。
これはすごい。
工場、しか写っていない。
工場、しか写っていない。
すごい分かる。
帰省する度に、妻の実家に程近い、
宮城県は塩釜港のコンビナート群に、
義父の運転する車中でひとりこっそり、萌え萌えするし
自分の実家の近くにも、
今はもう閉鎖された、巨大なセメント工場があり、
夕闇には圧倒的な、すべて喰らった怪物のような姿をさらし、
僕の目を強く惹きつけるわけである。
同好の士がいたとは。
著者のおひとりのブログ。
「映像作品」DVDも出ているらしい。
『殆どの場面で工場自体の作業音以外は何も聞えてこない
ストイックな編集』がなされているとのこと。これは欲しい。
ううーむ。(うずく心を抑えつゝ)
なんだかいかにもタモリ倶楽部のネタになりそうな、
と思ってたら、共著の方は団地もマニアで、
あんのじょう出演しておられた。
『タモリさんに「壊されそうな団地を買い上げてくれ」とお願いしましたが
「俺はいらないよ」と言われました』とのこと。
ううーむ。(うずく心を抑えつゝ)
天気:晴れ
工場のDVDを見ながら聞きたいBGM:スライ&ファミリーストーン『スモールトーク』(絶対はまると思う。祭りの後の、いまだ体に残る熱を感じながら追想に浸っている、感じ。)