高千穂、天照おおみかみ。

朝、やはりせっかくの別府、温泉につからんば、と思って、
室内(大)浴場で朝浴を。
ついでにせっかくなので、
露天に行ってみる。
電気の消されたまっくらな長ーい陰気な通路を抜けると、
立派な露天が。しかも混浴。
工事中なので、もちろん女はいない。(男も)
とりあえず浸かってはみたものの、ぬるいのでさっさと出る。
温泉気分は湧かず。まあカクヤスだから。

今日は移動距離400キロ。
もちろんトラベルミンを服用しておく。
じまんじゃないがバスには超弱いから。

高千穂峡は観光客でごったがえし。
宮崎はやっぱり人気の県になってるようで
高千穂はなかでも欠かせないスポット。
数珠つなぎで渓谷をゆく。
たしかに神々しい雰囲気の渓谷やけど、
なにせじじばばが多い。
そのままあちらに行ってしまいそうな、
じじばばが多い。
北アルプスの渓谷を思い出す。
上の廊下。双六沢。とかの切り立ったゴルジュ帯。
思わず神話も思いついてしまうような、
雰囲気は充満するよねやっぱり。こういった場所には。
アマテラス伝説をバスガイドさんに伺う。
天皇の祖先ですか、なるほど。

通潤橋。「5000円払えば放水が観られる」とのこと
うちのプアーツアー客のうちにはもちろん、
そんなきっぷの良い人はいなかったけど、
ジャストタイミンで放水に出くわす。運がいい。
壮観だった。
橋、いいと思う。古いアーチ橋。好き。

今日の宿は佐賀は嬉野温泉
僕は初めて。
今日の宿も、
昭和40年代から「どこでもドア」使ってまんま移築されたような、
時のとまった旅館。
廃墟マニアなら驚喜するような廊下壁紙の剥がれ方。
でもでも、こちらの旅館はやる気が従業員の方あられて、
食事などもとても美味しく。
露天はやはり無し、
「近所のホテルを利用してください」とのこと。
浴衣で凍えながら行ってみると、
まるで結婚式場のような、
ぴかぴかしたゴージャスなホテルで。
ゴンドラみたいな透けガラスのエレベーターで屋上へ
屋上に露天風呂。
寒いから誰もいない。
うれしーのー、一人占め。
温泉、来ました!
嬉野の湯は硫黄臭くなく、ちょっとぬめぬめで、
良いお湯でした。

コンビニに寄って、ばったり添乗員のサンペイさんにばったり出くわし、
一緒に老舗に帰る。
サンペイさんは若くてやさ男な風貌だが、
自分のキャラをわきまえていて、利用して、
何気にうまーくじじばば達を引率している。上手い。
添乗員、向いてる人だ。
なんだかいろいろと参考になる。

もうひと泊ある。長い旅行。ぜいたくですね。


天気:晴れ
BGM:バスガイドさんによる『竹田の子守唄』