ほんとうのいろ

さいきん、裸眼にはまっています。
コンタクトも眼鏡も着けない、
裸眼でものを見ること。
裸眼で両眼でたぶん0.4ぐらいはあるので、
こまけえこと気にかけなければ、
かけなくても行動とれます。

眼鏡はかけると物が小さく見える。はじが歪む。
コンタクトならそんなことないだろうと思って着けるんですけど、
たしかに眼鏡よりは視界はぜんぜんいいんすけど、
色合いが、きもち褪せて見えるんすよね。さいきん気づいた。
褪せる、というか、やっぱ一枚マスキングされた色ですよね。

裸眼だともちろん、遠くははっきりしないですけど、
色合いは直で、
やっぱ夕暮れなんかさ、
忘れていたグッととくる感で
胸がいっぱいになるんす。ほんとの色なんす。

視界もやっぱりダイナミック。ぜんぜん違う。
よくは見えないけど、迫力がある。
永ちゃんのブルーレイには負けるけど、
真に迫るビジュアル。
だって、
ほんものだもんね。

と同時にでもですね、
こんなややこしいことも考えます。
My網膜だってひとつのマスク。
果たしてじゃあほんとの、って何だ?
何がほんとの、だ?

音楽聞くにしても、
生音の音にはかなわない、
けども、じゃあCDとかカセットとか
そういうのを通して聴いた場合に、
そこにはほんとの、リアルは
存在しないのか?
んなこたないよね。
どんな媒体を通じようが、
そこにもちゃんとリアルがある。同じ物が。

でも良い音で聴きたいしねえ。
でも良くなくてもまったくオッケーだしねえ。
結局はなんでもいいんじゃんねえ、
と、
めずらしくこんな早い時間に、
校正せずにそのまま書きなぐっています。
ああ、しつれい。


天気:晴れ
BGM:Yellow Magic Orchestra『Multiplies』