ネブワースの思い出1980

温の情操教育のため、
ビーチボーイズのDVDを買いました。
1980年のライブ。
どういうわけか、
方南町の島忠で、
なぜか980円で売られていたんです。
なぜ島忠で、
ボーイズがフルメンバー揃った
最後の歴史的なライブのDVDが?
そんな安値で?
よくわからないが、
前から欲しかったやつなので、
あっさり買いました。

なんだろな、
じっさいに映像で見ると、
殊にひとりひとりのキャラクターが見えて、
このころのひどいバンドの状況もこみで、
いろいろ胸に去来するものがあった。

心ここにあらずのブライアン、
まじめでなんかダサいアル。
一歩引いてブルース。
がんばるカール。
まあマイク。

そして、デニス。デニス・ウィルソン。
粗野で、
でもやっぱりすごく、優しい男だったんだなと
画面から伝わりました。
どうしようもなく。
そうかー、と
腑に落ちた。なるほどって。
そりゃ愛されるよなって。

にしても、
あれだけの巨大な観客(若者多数)が、
あんな小汚いぼろぼろのおっさん達(特にマイク)に
狂喜している姿が
一番衝撃的だった。
不思議だった。
あんなに人気あったんだ。信じられない。
バーバラアンで湧いて。うそお!?
選曲もめちゃくちゃだと思う。
曲の質感が違いすぎる。
不思議ー不思議ー。

温と熱心に観ました。
温は『コットン・フィールズ』を、
ダサいアルと一緒に、
あ〜〜って、口ずさんでいました。
あと、『ヘルプ・ミー・ロンダ』。
渋いところ好きなのね。

天気:晴れ